「映画」火花

又吉さんの芥川賞作品の映画化。

AmazonPrimeにて視聴。

小説も2年前ほど前に面白く読ませてもらいました。

お笑い、漫才が好きな人におすすめ。

徳永と神谷さんの掛け合いがなんとも心地よい映画です。

小説を読んでいた時は、主人公徳永のイメージは又吉さんをイメージしていたので、

最初映画を見た時に戸惑いましたが、菅田将暉の演技はさすがですね。ぐいぐい物語に引き込まれていきました。

また漫才もうまい。

相方役の山下は、突っ込みのうまい芸人さん、見たことがあるのだけど、どうしても誰だかわからない。

調べたら二丁拳銃の川谷修士さんでした。漫才の突っ込みだけでなく演技もうまい。素晴らしい相方でした。

片や桐谷健太演じる神谷さんの相方は三浦誠己さん。元芸人さんの俳優さんです。この方もコンビあほんだらの相方としていい味を出しています。

菅田将暉と立ち飲み屋で飲みながら会話するシーンが好きですね。

神谷の同棲相手の真樹役が木村文乃、まさに小説のイメージにピッタリ。小説ではみられない、変顔の連続は見る価値がありです。

変顔のクオリティとレパートリーはファン必見ですね。

監督がお笑い芸人の板尾創路問ことで、お笑いに生きる人々の人生がしみだしてくるような映画に仕上がっている気がします。

監督自身、漫才をしたことのない人に映画化はさせたくなかったといっているだけに、しみじみとした芸人さんの下積みの雰囲気は、普通の監督さんには出せなかったかもしれません。

終盤の主人公の漫才コンビスパークスの漫才は素晴らしかったです。この漫才を見られるのは、やはり映画ならではです。小説で読んだ時もよかったですが。映像になった漫才も、ぐっとくる良いものになっています。この感動シーンは、この映画観てよかったなあと思わせてくれます。

個の漫才シーンの山下こと川谷さんの演技はすごく好きです。漫才師としても俳優としても素晴らしいシーンを作ってくれています。

このシーンを監督した板尾監督もすばらしいです。

最後に神谷が活き活きとした目で漫才を語るシーンと、冷静に温かくそれに掛け合う徳永に、ささやかな希望をもちつつ映画が終わります。

各サイトの映画評価はそれほど高い数値ではありませんが、お笑い好きな人にはとても楽しめる作品になっています。

エンディングテーマは、ビートたけしの「浅草キッド」を菅田と桐谷がカバーして歌っています。

ビートたけしの「浅草キッド」は本当に名曲だよなと思いながら、心地よい余韻に浸ることができます。